晴れ。気温15℃。光が落ち着き、道具を美しく畳む所作に適した静けさが訪れる。
展開していたテントとファニチャーを整然と片付け、車内へ収めて完全な待機状態へと復元する撤収の所作を進める。
my boo basecamp(なっぷ)
https://www.nap-camp.com/ibaraki/16868
1|調理ギアと食器の清掃──温水炊事場の恩恵

使用したクッカーやカトラリーをまとめ、炊事場へと向かう。
- my boo basecampの温水が出る蛇口を活用し、油分を瞬時に洗い落とす。
- 冷たい水で悴むことなく、手際よく清潔にギアを洗い清める。
- 水気をクロスで完璧に拭き取り、乾燥させてからケースへと収める。
- 温水のインフラがあることで、撤収作業の疲労と時間が劇的に縮小される。
ギアの洗浄は、“次に取り出した瞬間にも即座に使える状態を保つ保全”。
2|テントとファニチャーの撤収──空間の縮約

小型ドームのペグを抜き、フレームを解いて幕体を丁寧に折り畳む。
- 空気を抜きながら均一な幅に揃え、収納袋へコンパクトに滑り込ませる。
- テーブルとチェアの脚を拭き上げ、折りたたんで車内へ運ぶ。
- 大きく展開していた生活空間が、元の更地へと手際よく戻っていく。
- 道具を引くごとに、自然の地面が本来の広がりを取り戻す。
撤収の所作は、“広げた生活線を再び自律した荷姿へと戻すプロセス”。
3|車内へのパッキング──走行安全を担保する積載

荷室のスライドドアを開け、低重心を意識しながらギアを積み込む。
- 重量のあるポータブル電源やコンテナを下段にタイトに固定する。
- 走行中の振動で荷崩れが起きないよう、隙間を埋めるように配置する。
- ゴミ袋を車内の密閉スペースへ収め、車外に一切の不用品を残さない。
- 車内の動線を塞がない整然としたレイアウトが再び蘇る。
積み込みの完了は、“サイトが再び移動手段であるバンへと統合される瞬間”。
4|サイトの原状復帰──痕跡を残さない美学

車に乗り込む前に、利用した区画の地面をくまなく歩いて見回す。
- ペグの抜き跡を足先で均し、小さなゴミや忘れ物がないかを徹底点検する。
- 炭捨て場へ向かい、完全に鎮火した灰を指定場所へ適切に処理する。
- 「来た時よりも美しく」の原則を貫き、施設と次の利用者への敬意を払う。
- 整然とした更地を確認することで、心置きなく移動フェーズへ移行できる。
原状復帰は、“自然とキャンプ場を利用させてもらう者の最低限の作法”。
5|片付けの終わり──次の生活線(語り3)へつながる

運転席のドアを閉め、キーを回してエンジンを始動させる。
- 静かなアイドリング音が響き、車体が心地よい振動とともに目覚める。
- バックミラー越しに、綺麗に片付いたmy boo basecampのサイトを見つめる。
- 行動線が次の「滞在の記憶と言語化を深める語り3」へ自然につながる。
- 世界線が再び軽快な移動の軌跡を描き始める。
鹿嶋の夜気の中を、バンはゆっくりと車輪を転がし始める。
■ 締めの一行
道具を美しく畳み、更地に戻したサイトを後にすると、広げた生活線が再び車内に凝縮され、軽やかな移動へと静かに走り出した。
■ 出口|キャンプ場情報
施設名:my boo basecamp(茨城県鹿嶋市)
