晴れ。気温20℃。自サイトの設営を終え、茨城県つくば市の新設フィールド「CAMPING DAY by day」(料金3,000円〜)の場内散策へと歩みを進める。秋の柔らかな陽光が注ぐ広大な敷地には、雄大な筑波山の稜線を受け止める開放的な区画設計と、清潔に整えられたサニタリー設備が息づいている。手元のサイトマップと照らし合わせながら、未舗装の土サイトからウッドデッキ、水回り棟に至る空間の物理構造を解き明かす。
CAMPING DAY by day
WAQ 2022年モデル リクライニングローチェア
1|自サイト全景の確認と周囲環境との距離感

完成したBUNDOK ソロドームの正面に立ち、土サイトの上に立ち上がった生活拠点の全景を俯瞰する。
- 跳ね上げたキャノピーの前に火消し壺や焚き火台、ボックス類を整列させ、広々とした砂地の空間を贅沢に確保する。
- 背後に広がる田園と木々の境界線に対し、幕体の開口部が自然な抜け感を生み出し、圧迫感のない視野が広がる。
- 隣接する通路や斜面との間に十分な高低差と余白が保たれており、他者の往来を気にせず過ごせる独立性が保たれる。
- うろこ雲が広がる秋空の下、土のグラウンドにしっかりと根を張った自サイトの佇まいが静かな安心感をもたらす。
全景の確認は、“完成した拠点の境界線と周囲の空間余白を客観視し、滞在の心理的安全性を確定させる空間OS”。
2|サイトマップの読み解きと場内インフラの空間把握

手元のパンフレットに描かれたサイトマップを開き、場内の全体レイアウトと動線設計を照合する。
- 管理棟を中心に、シャワールーム、化粧室、トイレ、洗い場といったサニタリー機能が一角に集約されている。
- 中央のメイン通路を挟んで各サイトが整然と区画割りされており、車の進入や歩行ルートが分かりやすく設計されている。
- 筑波山麓の自然を守りながら四季折々に楽しめるフィールドづくりを目指した、開拓の理念がマップの随所に見て取れる。
- 敷地全体の幾何学的な配置を頭の中にインプットすることで、夜間の移動や施設利用時の迷いをあらかじめ排除する。
マップの把握は、“紙の平面図と現地の立体空間を同期させ、滞在中の移動摩擦を最小化するための情報整理OS”。
3|未舗装区画の境界設計と番号標識の素朴な美学

区画サイト「Site 1」の木製サインポストの前に立ち、区切られた地面の広さと素材感を確かめる。
- 角材に手書き風のプレートが取り付けられた素朴な標識が、過度な人工感を抑えて自然の景観に優しく調和している。
- 境界線には自然石やロープが控えめに配置され、隣の区画との距離を保ちながらも開放的な広がりを感じさせる。
- 背後に筑波山の雄大な山体を仰ぎ見るロケーションは、遮るもののない圧倒的な借景をサイト内へ引き込んでいる。
- 十分に締め固められた土のグラウンドは水はけへの配慮が伺え、大型幕体からソロテントまで柔軟に受け止める包容力を持つ。
区画の観察は、“自然の起伏と人工的な境界の調和点を読み取り、サイト固有の居住ポテンシャルを測る現地調査OS”。
4|筑波山の借景とウッドデッキテラスの解放構造

広場の一角に設けられた木製デッキテラスへと足を運び、リクライニングチェアからの眺望を体感する。
- ウッドデッキの上に置かれたインフィニティチェアに身を預けると、青空を背景にそびえる筑波山の山容が視界いっぱいに広がる。
- 三角屋根の薪ストック小屋や作業用の三輪車両がアクセントとなり、開拓の手仕事が息づく長閑なファームの風情を醸し出す。
- 砂利敷きのメインアプローチと一段高くなったテラスの段差が、景観をゆったりと鑑賞するための心地よい特等席を作り出す。
- 心地よい秋風が吹き抜けるデッキの上で遠くの山並みを眺める時間が、日常の緊張を芯から解きほぐしていく。
眺望の享受は、“雄大な自然の稜線を視界に取り込み、身体感覚を大地のスケールへと同調させる静けさOS”。
5|屋根付き炊事棟の設備設計と衛生管理の動線

木壁で囲まれた屋根付きの炊事スペースへ足を踏み入れ、ステンレス製シンクの配置と給排水環境を点検する。
- 中央に排水グレーチングが通されたコンクリート床の上に、大型のステンレスシンクが余裕を持って並列配置されている。
- 各シンクには複数の混合水栓が備え付けられ、調理器具の洗浄や手洗いをスムーズに行える実用的な間隔が確保されている。
- 大きな開口部から外光と風が通り抜ける構造により、湿気がこもりにくく、常に清潔で乾燥した空気感が保たれる。
- 清掃用具や高圧洗浄機が整然と配備された現場の佇まいから、日々の丁寧な維持管理への誠実な姿勢が伝わってくる。
水回りの点検は、“機能的で風通しの良いインフラ構造を確かめ、長期滞在への安心感を確固たるものにする生活構造OS”。
■ 締めの一行
筑波山の稜線と手入れの行き届いた水回りを確かめたとき、CAMPING DAY by dayが持つ豊かな包容力が心に静かに染み渡った。
■ 出口|ギア情報
CAMPING DAY by day
(茨城県つくば市の自然を活かしたサイト設計で、静かな時間と豊かな野営体験を提供する新設キャンプ場)
WAQ 2022年モデル リクライニングローチェア
(3段階のリクライニング機能を備え、広大なフィールドの景観や山の稜線を眺めながら極上の休息を味わうためのローチェア)
